トモヤブルー

フーデリの配達料(副業)で株式投資やってます。本業は会社役員(不動産関連)です。

置き配のときの「敷紙」は必要か不要か? 配達員の立場から考えてみた。

 

フーデリ界隈でちょっとした論争になっているのが、「敷紙はあったの方がいいのか、いらないのか問題」。

このブログをご覧のみなさんはどのようにお考えだろうか。

 

僕は配達員なので、置き配をするときに直接、地面にじか置きすることに若干抵抗があったりしている。

もちろん、料理は容器に入っているし、ビニール袋や紙袋などに包まれてある。

それでも、地面に直接、置くのってどーなんだろうといつも考えてしまう。

 

置く地面がタワマンのように綺麗なカーペットならまだいい。

アパートなんかの場合、砂利や砂にまみれたコンクリートの上に置くことになる。

「大丈夫なんだろうか」「いいんだろうか」「注文者さん、抵抗ないのかな」と思ってしまう。

 

しかしながら、今度、敷紙をこちらが用意して、わざわざ敷き、その上に商品を置いたとする。

すると、今度は「邪魔だ」「迷惑だ」「いらない」「ゴミを増やすな」「商品だけ受け取りたいのになんで敷紙までこちらが処理しなきゃいけないんだ」という話になってくる。

 

僕は直接、注文者さんから注意を受けたことはないけれど、配達員の中には「なんで紙を置いていくんだ」「邪魔だ」と面と向かってお客さんから怒られた人もいたらしい。

むずかしいところだ・・

 

その配達員はもちろん、「良かれ」と思って敷紙を敷いたのだろう。

その行為がお客さんに「迷惑だ」「邪魔だ」と思われなんて、これっぽっちも考えなかったはずだ。

だけど、現実は違った。

 

多くの注文者さんは敷紙がなくても平気なんだと思う。

いや、むしろ、「ない方がいい」「あったら処分するのに手間」「邪魔」と考えている。

 

僕も長いこと配達をやり、Twitterなどで情報収集しているうちに自分が当初考えていたことと現実とのギャップに驚いた。

僕も最初は置き配のときは新聞紙を一件一件、敷いていた。

それが「カスタマー・ファースト」だと思っていた。

 

商品を地面にじか置きするのは「良くないことだ」「汚いことだ」「お客さんを不快にさせる」と考えていた。

でも実際は違ったのだ。

「敷紙なんて邪魔だ」「ゴミが増えるだけだ」と考える注文者がかなりの割合でいたのだ。

 

なかには、その敷紙のことをサポートに「ゴミを置いていかれた」と連絡・報告した注文者さんもいたらしい。

それで、サポートから注意勧告を受けた配達員もいたという話を耳にした。

その配達員からしたら、まさしく寝耳に水だったと思う。

 

その配達員はもちろん、お客さんのところに「ゴミを置いていった」なんて感覚はこれっぽっちもなかっただろう。

むしろ、「良いことをした=カスタマー・ファースト」だと思っていたはずだ。

ところが、そのように肝心かなめの注文者は敷紙のことをそのように考えていなかったのだ。

 

ただ、話をさらにややこしくしているのがフードデリバリー・サービスのなかには敷紙を敷くことを「推奨」しているところもあるということだ。

そのサービスもきっと、注文者さんが「邪魔だ」「処分するのに手間」と考えているなんて思ってもいないのだろう。

でも、実際にはそういう注文者さんの声は非常に多いのだ。

 

どーしたらいいか。

僕はもう敷紙を敷かないようにしている。

汚い地面に商品を置くことはしょっちゅうあり、抵抗はもちろんある。

でも、こちらが良かれと思って敷いた敷紙を「ゴミだ」と感じる注文者さんが少なからずいるという現実も配達員は知っておかなければならない。

 

うーん、むずかしい問題だ。

むずかしい問題だからこそ、Twitterなどで論争となっているわけだが・・